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専業トレーダー DaTsU

バラッド 名もなき恋のうた

室町幕府を崩壊させた織田信長が勢力を増し、「天地人」の直江兼続も活躍し始めていた天正二年・戦国時代。数々の国が現れては消えていた。そんな時代の春日という小国に“鬼の井尻”と恐れられた無敵の侍・井尻又兵衛がいた。又兵衛は春日の国の姫・廉姫を必死に守り続けていた。又兵衛と廉姫は幼なじみであり、互いに秘められた想いを抱いていた。だが、明日死ぬとも限らない戦国時代に、一国の姫と家来である侍との身分違いの恋などは許されるはずもなく、二人は叶わぬ恋の宿命を背負っていた。そんな折、又兵衛は、ある戦場で敵の銃に狙われていた。そこに、突然一人の少年が現れ又兵衛の命を救うことになる。命を救われた又兵衛は現代からやってきたというその少年・川上真一の面倒を見ることを命じられ、戦国時代の武将と現代からの少年との時代を超えた心の交流が始まる。ところがそんなある日、突然強国の大名・大倉井高虎が、廉姫を嫁にと婚儀を申し入れてくる。小国の春日にとっては強国の大倉井と縁談と結ぶことは生き永らえることになるのだが…。時を同じくして、真一の両親が、現代から戦国時代にやって来る。廉姫の父であり、春日の国の大将でもある康綱は真一の両親から現代には春日の国も大倉井の国も名を残していないということを聞き、この婚儀を断る。これに怒った大倉井は大軍を率いて春日の国に攻め込んでくる。大倉井を迎え撃つ前夜、廉姫は又兵衛に初めて自分の本当の想いを伝える。

「お前が生きて帰ってくれれば、自由に生きよう、お前と。」

戦国の世に二人の想いは届くのか?!
誰もが涙する悲恋の物語の結末とは?!


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